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「奈良大和路のみほとけ~令和古寺巡礼展」

TNCプロジェクトの企画「奈良大和路のみほとけ~令和古寺巡礼展」は、山口会場(6月9日終了)の次に7月6日から9月1日までMIHO MUSEUM(滋賀県甲賀市信楽町)で開催されます。MIHO MUSEUM会場には、超有名な仏様「国宝:聖観音菩薩像」がお出ましになります。

古事記に「大和は国のまほろば」とうたわれ、人々が「素晴らしいところ」と愛でた奈良。はるか1500年以上も前の6世紀頃から古代の都が置かれ、国家の基礎づくりが始まりました。政治経済のみならず文化も大輪の花を咲かせます。国の安泰や五穀豊穣を願い仏教が広まり、数多くのみほとけの像や荘厳の品々が創られていきました。近代以降、會津八一、和辻哲郎、亀井勝一郎、志賀直哉など日本を代表する文士が憧れ、巡礼するかのごとく訪れた地でもあります。そして、今なお、私たちを魅了しています。

本展では法隆寺、東大寺、薬師寺、唐招提寺、西大寺、大安寺など奈良各地の寺院に祀られ信仰の対象とされる仏像などを、優れた美術作品としても鑑賞していただければと思います。展覧会会場では、あたかも奈良大和路の古寺を巡礼しているような気分にひたっていただき、歴史の重みや心の安らぎを感じていただきたい展覧会です。

国宝や重要文化財も含むおよそ60件の仏像や絵画などが出陳されます。MIHO MUSEUMのあと、山梨県立博物館に巡回します。

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