その開幕直前から開会式までの仕事の詳細を、このブログに書こうと思って準備していました。しかし、開幕から10日目の7月28日午後4時27分、熊本で大規模な地震が発生。華やかに開幕を迎える模様を綴るつもりでしたが、簡単な記録にとどめます。
《地震の発生と対応》
地震発生時、筆者は羽田空港にいて、福岡行きのフライトの30分前でした。すぐに熊本県立美術館の担当者へ連絡を入れましたが、館内の点検中で電話に出ることができないようでした。それでも地震発生から10分後には電話がかかってきました。館内にいたお客様、展示作品は無事であること。そして、美術館の設備も点検した限りでは大きな被害は見当たらないということでした。当面、臨時休館にすることが決まりました。作品をお借りしている所蔵者の皆さんには、すぐに状況を報告しました。
その後、様々な問題点が協議された結果、余震が減ってきたこともあり、およそ1週間ぶりとなる8月5日、展覧会は再開されました。まだ余震が続いていますが、アートの力でもある「心の癒し」を求めてでしょうか、地震前と同じくらいの人数のお客様に来ていただいています。本展覧会は、熊本に続いて静岡、大分、東京、そして岡山で開催されます。何よりも貴重な作品をお貸しくださった所蔵者のもとへ、無事にお返しすることが、私たちの重要な責務です。
《“チーム・ルノワール” 企画巡回展はつづく》
特別展『わたしたちのルノワール』は、総勢100名ほどの“チーム・ルノワール”によって出来上がった展覧会です。“チーム・ルノワール”のメンバーは、私たちのような事務局(幹事社と呼んでいます)、開催美術館の皆さん、展覧会監修の専門家、作品の輸送・展示をする美術品輸送専門会社、図録を編集・制作する美術出版社、展覧会グッズの制作・販売会社、音声ガイドの制作会社、作品のキャプションやパネルを制作する会社、公式サイトの制作会社、そして各会場で美術館と共催する新聞社や放送局などです。私たちは、来年の5月まで無事に展覧会運営を進めていきます。
《展示風景》
《開会式の模様》
筆者:のぎめてんもく
